簿記検定の合格点

 

簿記検定に合格すれば就職に有利、とは言い切れませんが役に立つ技能である事に違いはありません。

会社勤めであれば経理の方面で活躍が期待でき、また小売店経営等で簿記検定の知識は大いに役立つでしょう。

会社においては、簿記検定の合格によって待遇が変わる事もあるのでなかなか侮れません。

1級相当の実力を持っているから関係ないと言わずに、簿記検定を受けて公にその能力を証明してみては如何でしょうか。

簿記検定の1級を、ここでいう簿記は日商簿記の事ですがこれを取得しているとキャリアアップに繋がります。

具体的に言えば税理士になるための試験を受ける方法の一つに、簿記検定の1級を取得している事という条件があるのです。

簿記検定は、日商以外にも幾つか種類があるので覚えておくと良いでしょう。

身近なところで言うと、全商つまり全国商業高等学校協会主催による簿記検定があり比較されています。

主催団体の名称からも分かるように、全商は高校生を対象としたものなので日商の簿記検定と比較すればやや優しいという事になります。

ただし簿記検定として抑えるべき点が劇的に変わるという訳ではないので、根本的に勉強する方向性は同じです。

試験である以上簿記検定にも合格不合格があり気になるのは合格点や合格率といったラインです。

簿記検定には、一般的に3級から1級までが考えられていますが合格率はいずれの級も100点中70点以上という条件が採用されています。

たとえば日商簿記検定1級の場合、70点を取っていても1科目ごとに最低でも取っておかなければならない点があります。

日商簿記検定1級を合格するためには、それぞれの科目で確実に合格点を出せる準備をしておく必要があるでしょう。

当然ながら勉強は簿記検定で安定したスコアを出せるようにするためのものに注目され、そこで過去問題がしばしば用いられます。